同人誌「横濱三美人+1」をお読みいただきました皆様、ありがとうございます。
こちらは「あとがきモドキ」となっております。あとがきのような、作者の感想のような、執筆思い出話のような…雑文です。
そして、ネタバレしかしてませんので、ご注意ください。
まずは、お詫び。
ペーパーも挟みましたが、下巻の原稿が校正反映前だったようで、本当に申し訳ありません。今後気をつけます。
さて、本当は半分ぐらいの量になるはずだった、今回の番外編。
なんだか、とっても本編並みの分量になってしまいました。
長い…。上巻の内容で終わるはずだったんですけど。
そもそもツイッターで、星花《シンファ》と暁明《シャオミン》に佐和紀を合わせたら、三美人だわーなんてつぶやいたことが発端です。
他にも「クロスオーバーしたものが読めたらいいな」というご要望もいただいていたので、それじゃあ船上パーティーに、なんていう安易な思いつきです。
長くなった理由は、「ユウキも出したい」「ランジェリーエロ書きたい」。
どうしても書きたかった、ベビードール佐和紀。
欲望に勝てませんでした(笑)。スケスケにしなかったのはお察しですね。
岡村の目が、さ…。
なので、上下巻にHシーンを割り振り、岩下夫婦は各巻に一回、絶対にいるなーと思い、全編で2回にしました。
…チャイナドレスHもね、周平には大事だろうと思って(笑)。
内容的には、番外編で収まるようにするのが大変でした。
本編の核心に触れることはなるべく避けないといけないし、風呂敷もなるべく小さく広げて、きゅっと絞って…(笑)。
そして、目指すところは120分ムービー。
いつもが2時間ドラマならば、「今度の仁嫁はムービーだ!」いうノリを目指しました。
なので、破天荒ネタをいろいろと。
いいじゃん、いいじゃん。だって、映画だもん!と言うノリです。
でも、パラレルワールドではなく、本編です…。本編のなんと地味なことか(涙)。
そういうわけで、いろいろ盛りだくさんのなりましたので、今回のあとがきは、登場人物一人一人について書きますね。
《佐和紀》
今回の『ザ・コスプレ担当』佐和紀さん。
いつもながらにマイペース。そして、マイペースなまま、わりと大変な危機に巻き込まれ、本人には痛手なく救出される人。
催眠術も、あっさりかかったんだろうなー(笑)。
彼にとって一番の災難は、「ランジェリー姿を周平に見られたこと」。
何があっても、佐和紀にとっての最大重要事項はその程度だったりします。
作者的に大満足だったのは、佐和紀→周平の顔面騎乗が書けたこと。
本編では遠慮してるので、良かった~。彼らの日常が書けて(笑)。
夜の佐和紀は、周平の下であんあん言わされてるだけじゃなくて、意外にオスらしく楽しんでますよ…と言う話ですね。エロランジェリーだけど。
《周平》
今回、わりと本気で怒っていたと思うんですけど…!
誰でも、マシンガン撃ちこまれたら怒るよね…と思いながら書きました。
でも、やっぱり、ゆっくり登場。
息せき切って迎えには行きません。焦っても、ダメな時はダメと知っているので。
あと、佐和紀みたいな相手を好きだと、これぐらい余裕ないと心臓止まって死ぬんじゃないかな、血圧上がり過ぎるとか。
書いていて思ったのは、「避けてね」って…。
いつでもどこでも、嫁に殺されるなら本望みたいな生き方が怖いです。最近、特に。
「後を、誰に任せんのよー。シンさんと岡崎と悠護で戦争になっちゃうよー」って思います。
そして、石垣と三井は大事に閉じ込めておく優しさ…。
流れ弾で死んだら困るから…。(シンさんはいいんだね。って言うね(笑))
《ユウキ》
可愛さ余ってゲスト出演させたばっかりに、ひどい目に遭っちゃってごめんね。です。
表紙の太ももがエロくて(佐和紀もだけど)、どうしてやろうかと思いました。
そして、外見に反して、いつも男前。
でも、能見の前ではしゅんとしちゃうところが好きです…。
個人的に、気のキツい美少年好きなんだなって最近、思い知りました。
ユウキにもベビードール着せたかったヨ…。
《能見》
ほんと、ノーキン。
今回も見事にノーキンでした。脳内出血で死んだらどうしようかと思った。
頑丈で良かった(笑)。
へらへら系ノーキン能見と、生真面目系ノーキン志賀がツボ。
もっと書きたかったな、この二人。
いろいろおおざっぱだからユウキは救われてるけど、シャンプーを使うおおざっぱさは反省した方がいいと思う。本当に思う。
《暁明》
安楽椅子幹部の暁明ちゃん。
すべての元凶です…。でも許されるのです。なぜなら、佐和紀が美人に弱いからです。
自分を棚に上げて、あの人は本当に美人が好きですね。
たぶん、性癖は美形専門同性愛なんじゃないかな…。
今回、幼馴染みのためを思って佐和紀を船に誘い、後のことなんて全く考えてない彼は、もう少し世間を知った方がいいですね。
たぶん、知ることないですけど。ザ・中間管理職なので。
なんだかんだ言って志賀のことが大好き。
シンさんとややこしくなってもいいけど、人の恋路を邪魔したら佐和紀が怒りそう。
《志賀》
久しぶりに書けてすごく楽しかった人。
ノーキン&朴訥系だけど、口から出てくるのは甘い言葉。
能見とシンを足しても、そうはならないので貴重ですね。
あと、周平を怖がっているのと、ヤクザ界の男嫁ブームを羨ましがってるのが(笑)。
暁明にプロポーズしたらいいのにね!
(いまのヒモ状態じゃ無理かな…)
ここはガツンと周平に大きな仕事を貰って、まとまった金を作って…(笑)。
志賀と佐和紀は、シラフのときに手合わせしても殺し合いになりそうな気がします。
志賀の持ってる殺気とかが、佐和紀の開けちゃいけないところを開けそう。
リミッターはずれたときは、佐和紀の方が強いけど、今は志賀が体格で勝ち。
能見も強いけど、二人とは違って、試合用なので…。
佐和紀と志賀は殺人拳…ね。
《星花》
淫乱の本領発揮。って言うか、佐和紀助けに行って、そのまま乱交してるって…。
双子の苦労がしのばれる。
(こういう人と関係を持っていたから、周平は結婚後しばらく佐和紀にお預けをしたのでした。もしもビョーキを貰ってたら困るから…。)
佐和紀に対しては、もちろん本気です。惚れてはないけど。
寝てみたくて仕方ない。
ちなみに、星花が受。
ユウキとは知り合い。
うん、周平と三人であれこれとか。それはもうあったでしょうという感じ。
佐和紀もわかってる。そういうときの佐和紀は嫉妬しないし、「あー、エロい」って思ってます。何がエロイのかが問題ですよね。
二人を侍らせている旦那なのか、やられているユウキとか星花に対してなのか。
佐和紀はときどき謎です。
あと、シンさんとの絆が深まっちゃった気がしました。
二人だけの秘密とか…、何それ、エロい。と思いました。
とは言え、何もないけど…。
お互いに片想いに夢中です。
《岡村》
最後に持って来ちゃった。
やっぱり、今回一番の「どやっ」はシンさんの身に振りかかったアレだと思うので。
何回読み直しても、見られてフル勃起するシンさんの業の深さに笑いが止まらなくて(笑)。
そして、車のエンジンの構造を思い出して、気を紛らわすとこ…。
ほんと、ね…。シンさん、おつかれさま。
こういうことを乗り越えて、立派な「佐和紀の右腕」に成長していくのだと思います。
がんばれ…!
以上が、8人それぞれへのあとがきでした。
あと、書きながら考えていたことと言えば、
・ジンリーのパオズへの想いは、叶わないなー。
・怒った周平を見た支倉は痺れてるんだろうなー。
と言う感じ。
ちぃも出せて、良かった。出番がないと思っていたので。上下巻にしなかったら出番なかったですね。
書いていてとても楽しい番外編でした。
せっかくだから、これも紙書籍になってくれたらなぁ…と思いつつ、まずは電子書籍にします。
この作品、時系列的には『続嫁5・緑陰編』のあとです。
メッセージが送れますので、是非、ご感想をお聞かせください。